グローバルテストのゴールデントライアングル

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“Wheelabrator社のテストセンターがあらゆるタイプの投射工程をシミュレートして検証”

Wheelabrator社の所有する3つのグローバルテストセンターは、ショットブラストアプリケーションの開発と提供において重要な役割を果たしています。それぞれ独自の専門性を備えるLagrange(米国ジョージア州)、Metelen(ドイツ)、Zurich/Bachenbülach(スイス)に所在する3つの施設は、試験機上でお客様の工程を再現し、ワークの投射処理の結果をコンピュータシミュレーションし、そして冶金学研究技術を活用して処理後のワーク特性を確認しています。

専門家たちと素晴らしい機器

Lagrangeのテストセンターは、軽いエアブラストから強力なホイールブラストに至るまで、アメリカ向け大型機械を含む全範囲のアプリケーションを扱っています。Lagrangeに配備された通常の広範囲な試験機と研究設備に加え、3Dモデリングソフトウェアと3Dプリンタが備わっており、新設計もしくは再設計された機械部品の形状や適合性をテストするために使用されています。アプリケーション試験、3Dモデリング、3Dプリントでのプロトタイピングなどは、お客様のための設計および検証プロセスをスピードアップさせるのに役立ちます。同センターはまた、敷地内に設置された機械群を活用して、お客様ならびに従業員のためのトレーニング施設としても機能しています。

Metelenのテストセンターは、自動車および一般産業向けのピーニングと精密プロセスに傾倒しています。コンピュータシミュレーション技術により、個別部品に対する投射機またはノズルの配置や投射適用範囲が最適化されます。ハイスペックの自動車ピーニングプロセスを検証するために、3つの強力な研究チームには専用のX線回折装置が与えられ、ワーク表面に現れる応力を詳細に分析できるようになっています。これは、特に自動車向けの高度なアプリケーションにおいて、ショットピーニングがワークのさらなる軽量化を可能にすることから、表面下での残留応力の正確な分布を検査することが重要となってくるためです。

Zurichのテストセンターは、ヘビーデューティな技術を担当し、強力研掃の用途に特化しています。特に同センターでは、投射機の試験ならびに機械や部品の摩耗に関する研究に重点を置いています。昨年、このテストセンターは、Zurichの設計エンジニアリングチームと営業チームの近くに移転し、設計と試験の緊密な連携がとれるようになりました。ヘビーデューティなプロセスやそれに関連するあらゆる機種をシミュレートできるフル装備の試験機器に加えて、材料のミクロ構造やミクロ硬度を分析して摩耗を視覚化できる冶金研究室も備わっています。投射試験に関しては、Wheelabrator製か他社製の投射機かを問わず、ショット玉の速度、強度、流量を測定して、投射パターンのサイズとホットスポットを3Dで視覚化することができます。

大西洋をまたぐコラボレーション

これら3つのテストセンターでは、それぞれの専門の枠を超えて、お客様にとって最も有意義となるテストを可能な限り実施するため頻繁に協力し合っています。例えば、Metelenのテストセンターは、自動車業界向けに特定マシンでの工程試験や検証などの豊富な経験と能力を活かして、米国Lagrangeの自動車業界のお客様のために高度なテストを実施することもあります。

Wheelabrator社の部品準備プロダクトグループ代表Erich Brunner氏は、次のように述べています。「これら3つのセンターは、想像できるあらゆる投射プロセスをカバーしています。これは、『既に知っていると思い込むことなく、プロセスに対して試験と見直しを繰り返すこと』というWheelabrator社の指針を反映しています。長年にかけて、各地域の専門家たちがグローバルにアクセスできるようになり、グループ全体のテスト能力は大きく拡大しました。私たちは、我々のお客様、そしてその先のお客様にもプロセスやパフォーマンスの証明でお手伝いするため、こうした旅を続けていきます。」

上記3つのグローバルテストセンター以外にも、Wheelabrator社の製品イノベーションセンター(CPI)をはじめ製造現場の多くには、現場での専門家による試験機能が備わっています。例えば、航空宇宙および自動車関連のCPIは、超高度なピーニングプロセスの試験をカバーしています。