オンライン セミナーのまとめ: 部品単価の削減

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Wheelabrator ‎は雑誌「Modern Casting」と協力してオンラインセミナーを開催し、ブラスト機の利用者に、研磨剤の使用量を最小限に抑えることで部品単価を削減する方法を紹介しました。このセミナーでは、機械の構成に対する微調整や、定期点検、保守、アップグレードが、大幅にコストを削減する仕組みについて説明しました。

米国ジョージア州ラグレンジにある Wheelabrator 社のフィールド マーケット開発者 Jonathan Edwards が主催したオンライン セミナーでは、できるだけ低い部品単価で最適なブラスト結果を実現する方法についての見解、考慮事項、そしてヒントが提示されました。

ホイールの照準設定

Jonathan によれば、最適化と保守が最も重要になるものを 1 つ挙げるなら、それはホイールの正確な照準設定だといいます。これは簡単に言えば、望ましい仕上げを実現するため、供給される電力をできるだけ効率的に利用して、研磨剤を部品の正しい位置に正確に当てるということです。そうした最適な照準設定により、摩耗とエネルギー使用量を抑え、部品のブラスト結果を改善することができます。 

Jonathan の重要な助言として、正しいホイールの照準設定を行うため簡単に実行できることは、薄いゲージ鋼を利用して 2 分間のホット スポット検査を行うことです。ショットによってプレートが青くなり、目標が正確かどうかが明確に視覚化されます。正確な照準設定が可能なショット機であれば、プレートに楕円形の形状が残ります。  

ショットのサイズ、混合、保守に関する考慮事項

最適なショットの作成には芸術と科学が関わってきます。あらゆる逸脱は、自然なものであれ防止可能なものであれ、研磨剤の使用量すなわち結果的な生産コストに重大な影響を及ぼします。

ショット玉のサイズは極めて重要です。より細かい砥粒はポンドあたりの衝撃力がより強く、広い範囲に適用できます。大きい砥粒は粗いクリーニングに向いています。中程度の粒子はその両者を半々程度に兼ね備えています。

これを踏まえると、最適なソリューションは砂やスケールを粉砕できるだけの大きさのショット玉と、広範囲に適用できる小ささのショット玉を含む混合材ということになります。 

オペレータは研磨剤のサイズのベル曲線を目指す必要があります。理想的な解決策は、少なくとも 3 つのショット サイズ (小、中、大) の混合を選択することかもしれません。これは個々の部品について十分に考慮しながら最適化する必要があります。 

最適な混合材が出来上がったら、次はそれを維持する必要があります。ショットには自然な摩耗寿命があるため、それが経過しサイクルが済んだら交換する必要があります。Jonathan はここで、研磨剤添加装置を使用して、混合レベルを補正しそれを個々の要件に適合させるプロセスを自動化することを推奨しています。 

ホイール、ブレード、 ケージの構成

ショット ブラスト機の内部には多数の可動部品があります。すべての部品がスムーズかつ最適に動作し、装置の目的の機能を正しく支えていれば、内部の摩耗は最小限に抑えられます。 

研磨剤が部品ではなくキャビネットのライナーに当たっている場合は、エネルギーの浪費につながり、装置の内部が損傷し、ショットも無駄になります。コントロール ケージの開口角度を最適化してロックし、凸型のショット パターンを実現できるように長さ、幅、形状が最適化されたブレードを指定すると、ホイールを通る研磨剤の動きを改善できます。 

もう 1 つ注意しなければならないのは、研磨剤が内部コンポーネントによってすり潰されることです。一例としては、ショットが乱暴にコントロール ケージからブレードへ移された場合が考えられます。この場合、ショットはブレードの長さ全体にわたって下方へ押し流される代わりに、ブレードによって叩きつけられることになるため、機器の性能に悪影響が出て、研磨剤と内部コンポーネント両方の摩耗が進みます。 

これはコントロール ケージ内部のインペラの配置がずれていて、研磨剤が正しいタイミングで漏出できなくなっているときによく発生します。

最適化した構成の再チェック

機器を最大限の効率性で動作させるには、1 つ 1 つの角度、速度、サイズ、コンポーネント、構成についての科学的な考慮が必要です。最適な構成を実現した後に摩耗が進む場合は、その状態が維持されていないことを意味するため、構成、アライメント、および摩耗の影響を定期的に確認することが不可欠です。

Jonathan が特に強調した点は、予定外保守のコストはダウンタイム、混乱、追加の人員、および外部コストによって大幅に高くなるということです。それに対し、計画的保守は都合のよい時点で行うよう予定を立てられるため、生産スケジュールへの影響を最小限に抑えられます。 

次のステップ

Wheelabrator はさらに多くのヒントや情報を紹介していますので、関心のある方はぜひオンライン セミナーをご覧ください。 

最後に、最大限の運用効率を引き出すことは、社内の技術だけではなかなか達成できないものです。機器を製造した企業はその装置について多くの知識を保有しているため、一貫した最大限の効率を得られるように装置の構成、保守、アップグレードを行う方法については必ずメーカーに確認してください。

ショット ブラスト機の効率性と性能を最大化する方法については、お近くの Wheelabrator 担当者までお問い合わせください。 

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